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新潟 砂丘館・松本全廣ののこしたもの

若い頃からの友人でもある松本全廣(まつもと・ぜんこう)さんは絵も描き篆刻もし、木彫り、版画、焼き物…あらゆるモノを生涯手を動かし続け作りつづけた作家です。が、今から18年前、56歳のとき大動脈解離で急逝してしまいました。妻の冬美さんも作家活動を一緒にし続けいましたが、今回、久しぶりに全廣さんの作品展が新潟市内の「砂丘館」という旧日銀支店長宅の趣きある日本家屋にて開催される運びとなりました。

 

「圓浄意 みる くらす つくる いきる 松本全廣ののこしたもの」展  於:砂丘館

6月2日(火)〜7月5日(日) 9:00〜21:00

休館:月曜 観覧無料 ℡ 025-222-2676

新潟市中央区西大畑町5218-1

また同時期に、こちらは6月14日(日)までですが、砂丘館から歩いても15分ほどの場所にある「新潟絵屋」というギャラリーにて、冬美さんの個展「松本冬美展」も開催されています。

新潟絵屋 新潟市中央区神大川前通10-1864

11-18時 最終日は17時まで 会期中無休

 

全廣さんの大きな展示は亡くなった後に彼らの住い・制作現場最寄りにある「梅野記念絵画館」で開催されて以降ありませんでした。冬美さん自身の作家活動の忙しさを思うとそれは難しい事だと分かっていながら、いつか又どこかで…の思いがありましたが、この度「これ以上の場はない」と言うべき新潟の砂丘館での展示の運びとなり、心の底から喜んだのでした。

どうして新潟という地での展示になったのか。

それはこの砂丘館館長の大倉氏と冬美さんがなんと芸大在学中に彫塑のクラスで一時期一緒だったとか…。それが卒業後全くの音信不通の30年ぶりにたまたま長野・八重原の「梅野記念絵画館」に講演で訪れた大倉氏と冬美さんが再会した、という事から始まったご縁だそう!

 

まさかそんな出会いがあるのですね、神様が巡り合わせてくれたとしか思えません。それが9年前でようやく今回の展示開催となったそうです。それに実は私のムサ美大先輩の作家さん、渡辺隆次さん=ロッジ山旅近くにお住まい=も砂丘館と縁があり数年前にあった隆次さんの個展を「山旅号(ハイエース)」を仕立ててロッジ山旅がらみのみんなで見に行ったことがあるのです。そんなこんなで館長の大倉さんとも私やロッジ山旅オーナー夫妻は面識もありましたし、隆次さんとの打合せはそのロッジ山旅を使っているのですから、世の中は狭い! 

 

二日間の新潟訪問は、旧交を温め、大好きな作品に触れ、美しい空間に浸り、新しい方たちとの出会いもあり、これ以上ない深く濃厚な感動の旅とあいなったのでした。