
翌日、最高の天候に恵まれ信濃から一気に北上、新潟の糸魚川市に入ってから「しろ池の森」登山口へ。
駐車場から池まではさほど標高差もない散策コースが整備されていますが、クマの行動時間帯の朝は車道歩きが勧められていました。
しろ池からの登山道では花もいろいろ見ることができ、いつものように観察で停滞。なかなか進まないのですが、圧巻は途中の角間池周辺からのブナ林。それは素晴らしいものでした。さすが多雪地帯の森は違います。
そして急登を登っていくと樹林が途切れた場所で、息を呑む眺望が!! 残雪の白馬岳以北の山稜がズラリと並んでいるではありませんか! 雨飾山の展望台とばかり思って来た山だったので、これにはビックリ。
着いた山頂ではそれこそ360度の眺めで、先程の北アルプス最北部から日本海に繋がる世界、雨飾山の隣には険悪な岸壁を抱く鋸岳や鬼ヶ面山の山塊などなど、見どころ満載! 好天で地元のハイカーも次々とやってきて山頂は賑やかでしたが、私はお弁当もそこそこに一生懸命スケッチをしまくり、長い滞在時間をご機嫌に過ごした戸倉山でした。