
さて、明けて翌朝は快晴。天気予報では新潟県各地とも日中は夏日になると言っています。低山ゆえに県別ガイドブックにも載っていないような山ですが、地元ではやはり人気の山のようです。朝イチバン乗りで現地に到着し登り始めた私たち、相変わらず花などに気を取られてどんどん後から来る人に追い越されていきます。
しかし毎度のこと、せっかく遥々来たのですから、山中ではゆっくり過ごしたいもの。しかも低山とは言え、途中の階段続きの急登もあり、加え25℃を超える暑さで予想以上の大変さ。上の方では残雪の雪田から溶けて流れ出した水で登山道も小さな流れになっていたり、さすが雪国の山です。火照った手と顔にすくった雪をつけると最高の冷却効果!
上の写真は最後の山頂直下(本当の山頂は東屋から平らに200mほど行った場所だが)の急登階段を上がると、目の前にポンッと飛び出す仕掛け。何とも絶妙な光景です。日陰のない山の上で、この東屋はありがたい存在。スケッチ三昧と次々にやってくる地元の方たちとの交流が楽しいひとときでした。大力山は地元で愛されている山なのです。