
さて、霧と小雨で終わった鳥海山でしたが、下山後にはまず象潟(きさかた)を訪ね、その翌日は天候が崩れる予報だったので、どうせなら〜と出羽三山の羽黒山と湯殿山参りをしたのでした。
結局あとになって振り返れば、この中日での“観光”というか羽黒山・湯殿山の神社詣でと最後の月山登山にて「出羽三山」が達成でき、出発前には思ってもいなかった不思議な充足感が味わえたのでした。
鳥海山登山は不完全燃焼気味だったけれど、やはり日本の山は、単に山頂を目指して登るだけではない「何か」があり、それは言葉では説明できない(心の持ちようなのかもしれませんが…)森羅万象に包まれ自然と共に生かされている事を受け容れる時空でもあると感じたのでした。